初午祭
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今日は旧暦2月の初午(はつうま)の日で、お稲荷さまのご縁日です。今年は例年になく旧初午の日が遅く、雪もすっかり溶けて掃除から準備からお祭りまで全てがご奉仕しやすい、非常に稀な初午の日となりました。境内の稲荷神社をはじめ、市内の企業・個人宅に祀ってある稲荷社の初午祭も行います。関東などでは新暦の2月初午でおまつりをするところが多いのですが、この辺りでは例年積雪が多いため、昔から旧暦で行っております。日本で一番多い神社が「稲荷神社」といわれており、その稲荷神社の総本宮は京都にある伏見稲荷大社です。和銅4年(西暦711年)2月初午の日に稲荷山の三ケ峰に鎮座なされたといわれています。稲荷山はいわゆる“東山三十六峰”の、最南端に位置する霊峰(海抜233m)で、古くから三ケ峰と呼ばれてきたように三つの峰が西から東へと段々に高く連なり、これを山麓から仰ぐと、まさしく降臨の地にふさわしい山容をそなえています。お稲荷さまは宇賀神とも呼ばれ、蛇の姿をして現れるともいわれております。稲作や穀物を荒らすネズミの天敵は蛇なので、そうしたことが影響して形容されるようになったと思われます。