小正月


2020.01.15

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年が明けて早いもので半月が経ちました。今日は小正月ですが、元日を“大正月”と呼ぶのに対して1月15日をこのように呼びます。中国式の太陰太陽暦が導入される以前は、望の日を月初めとしていたことの名残りと考えられています。『土佐日記』や『枕草子』などには、小正月に小豆粥を食べたことが記されていて、現在でも東北地方の農村などに、おさいとう(どんど焼き)の前に小豆粥を食べる習慣が残っている地域もあります。歳神様や祖霊を迎える行事の多い大正月に対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事や家庭的な行事が中心となります。本来は人日(じんじつ・七草)まで竈(かまど)を休ませるはずの松の内に、忙しく働いた主婦をねぎらう意味で「女正月」という地方もあります。参集殿にはミズキに昨日の初市で求めてきたフナ菓子や縁起物などを下げて恒例の「だんご木かざり」をしています。今年は本物の団子の中に、黄色とピンクのマーブル色のものが混ざってますので、参集殿にお越しの際はぜひ探してみてください。

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