彼岸入り


2018.09.20

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朝晩がだいぶ涼しくなり、秋らしくなってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、気象庁の統計的にも当てはまるとFMラジオでパーソナリティが言っていました。境内にはヒガンバナ(彼岸花)がひっそりと燃えるような赤い花を咲かせています。日本各地で見ることができますが、元はユーラシア大陸から稲作と一緒に持ち込まれたのではないかとも云われています。それは全草有毒なので、ネズミやモグラ、害虫などを農耕作物から守るためとされています。日本では水田の畦(あぜ)や墓地に多く見られますが、人為的に植えられたものと考えられています。畦の場合はネズミ、モグラ、虫などを避ける(忌避)ように、墓地の場合は虫除けや、土葬後(昔は火葬をしなかった)に死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐため、と云われています。モグラは肉食のためヒガンバナに無縁という見解もありますが、エサになるミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まないため、近くにはモグラが来ないともいわれます。

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